
「豊嶋泰嗣 演奏活動40周年記念企画 豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)&クンウー・パイク(ピアノ) ブラームス ヴァイオリンソナタ全曲演奏会」が、12月15日(火)、水戸芸術館 コンサートホールATMで開催される。
豊嶋泰嗣氏と水戸芸術館の関係性

©中倉壮志朗
水戸で祝う豊嶋泰嗣氏の40年。
小澤征爾水戸芸術館前館長が、同館専属楽団である水戸室内管弦楽団を最後に指揮したのは、ピアニストのマルタ・アルゲリッチ氏を招いて開催された第103回定期演奏会(2019年)だった。小澤前館長は、もはや全盛期のように全身を使った躍動的な指揮をすることは難しくなっていたという。
しかし、限られた所作に込められた想いのすべてを受け取り、オーケストラへの橋渡しを見事に果たしたのが、コンサートマスターを務める豊嶋泰嗣氏だった。晩年の小澤前館長は豊嶋泰嗣氏に全幅の信頼を寄せ、自ら指揮をする際には、必ず豊嶋氏をコンサートマスターに指名していた。
吉田秀和水戸芸術館初代館長もまた、豊嶋泰嗣氏という才能をデビュー直後から高く評価していた一人。1990年の水戸芸術館開館にあたり、吉田初代館長は専属楽団として、水戸室内管弦楽団のほかに、ATMアンサンブルと水戸カルテットという二つの室内楽団を構想した。そして吉田初代館長は、その二つの楽団に若き豊嶋泰嗣氏を迎え入れた。その後、吉田氏と小澤氏からの熱い要請に応え、豊嶋氏は水戸室内管弦楽団にも正メンバーとして名を連ねるようになった。
クンウー・パイク氏とともにリサイタルを開催
その豊嶋泰嗣氏が、演奏活動40周年の節目にリサイタルを開催する。

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この記念すべき演奏会で豊嶋泰嗣氏が共演者として選んだのが、ソウルに生まれ、国際舞台で活躍するピアノの求道者、クンウー・パイク氏だ。今回の演奏会は、パイク氏の「演奏活動70周年記念公演」の一環としても開催される。
プログラムはブラームス・ヴァイオリンソナタ全曲。『ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 作品78〈雨の歌〉』『ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 作品100』『ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品108』。
チケットは窓口や電話、WEBから購入可能
チケットは窓口「水戸芸術館エントランスホール内チケットカウンター」、電話「水戸芸術館チケット予約センター」から購入できる。また、WEBからも購入できる。
料金は全席指定一般6,000円、U-25(25歳以下)2,000円。未就学児入場不可。
詳しい情報は、下記の詳細ページから確認を。
豊嶋泰嗣氏について

©中倉壮志朗
豊嶋泰嗣氏は、東京都出身。1986年桐朋学園大学卒業と同時に22歳で新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターに就任し演奏活動を開始。
現在は新日本フィルの桂冠名誉コンサートマスター、九州交響楽団の桂冠コンサートマスター、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団のコンサートマスター、京都市交響楽団の特別名誉友情コンサートマスター、小澤征爾氏との30年以上にわたる信頼関係から、サイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団でもコンサートマスターを務めている。
クンウー・パイク氏について

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クンウー・パイク氏は、ソウル生まれ。R.レヴィーン氏やケンプ氏らにも学ぶ。1969年のブゾーニ国際コンクールで金賞を獲得し、71年にはカーネギーホールでオーケストラ・デビュー。
ヤンソンス氏、サヴァリッシュ氏、テミルカーノフ氏らの指揮のもと、ニューヨーク・フィル、サンクトペテルブルク・フィル、ロンドン響、パリ管などと共演。また韓国や中国でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会を4度行っている。
録音も多い。プロコフィエフのピアノ協奏曲全集は年間最優秀ディアパゾンドールほか、国際的な賞を受賞。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲(デッカ)は高い評価を受け、最近ではショパン、シューマン、モーツァルト、シューベルトら各々の作品集(グラモフォン)を発表している。
この機会に「豊嶋泰嗣 演奏活動40周年記念企画 豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)&クンウー・パイク(ピアノ) ブラームス ヴァイオリンソナタ全曲演奏会」に足を運んでみては。
■豊嶋泰嗣 演奏活動40周年記念企画 豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)&クンウー・パイク(ピアノ) ブラームス ヴァイオリンソナタ全曲演奏会
日時:12月15日(火)18:30開場・19:00開演
会場:水戸芸術館 コンサートホールATM
住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8
詳細:https://www.arttowermito.or.jp/hall/lineup/article_4769.html
(ソルトピーチ)